都市伝説:スクエア

 教室の四隅にそれぞれ1人ずつ立ち、最初の角をA、以降を同様にB,C,Dとします。

 まず、1人目がBに向かって歩き、2人目の肩を叩きます。続いて2人目は、Cに向かい、3人目の肩を、3人目はDに向かい4人目の肩を叩きます。
 この時点で、1人目はBの位置にいるため、4人目がAの位置にいるため、4人目がAの位置に歩いていったとしてもそこには誰もいないはずです。

 しかし、なぜか4人目は誰かの肩を叩いてしまうといいます。
 おかしいと思って良く見ても、確かに4人目が肩を叩いたはずの人間はそこにいません。
 その、いるはずのない誰かは一体何だったのか。
 それは判らないのだといわれます。


 この噂は、ある怪談が元になっているようです。

 5人の登山者が雪山で遭難し、何度か山小屋へと辿り着きました。
 残念ながらそのうちの一人は死んでしまい、残りの4人は眠らないようにこの「スクエア」を始め、救助されるまで延々と続けていたといいます。

 しかし、後になってよくよく考えてみると、この行動が繰り返されるのはおかしいということに気付いたのです。


 どうやら、死んだ一人の幽霊が、これに加わっていたのではないか、という話が、下敷きとなっています。