都市伝説番外:デスクリムゾン

デスクリムゾンというゲームをご存知でしょうか。 セガサターンで発売された、ガンコンというコントローラーを用いるソフトウェアのことです。 今回の都市伝説は、このデスクリムゾンが「クソゲーの帝王」と呼ばれることについての、都市伝説です。 さて、こ…

都市伝説:赤いマフラー・青いマフラー・紫のマフラー

ある小学校に、いつも赤いマフラーを着けている女の子が転校してきた。 女の子も男の子も、あまり愛想のない赤いマフラーの女の子に、最初こそ興味をもったものの、次第に遠巻きにするようになった。 疑問に思ったクラスの男の子の一人が、「なんでいつもマ…

都市伝説:フェイス

仲間同士でのツーリングの途中、一人の男がハンドル操作をあやまった。 曲がりきれず、走る勢いそのままに転倒して、頭からガードレールに激突した。 ものすごい勢いで激突したので、仲間は大慌てで男の下へと駆け寄った。「いてえ。ま、大丈夫大丈夫」 男は…

都市伝説:友達だよな

男2人、女2人の大学生四人が飲み会をしていた。 4人とも高校時代から友達同士で、話題に事欠くことはなかった。 話している内にだんだん盛り上がってきて、肝試しに行こうという話になった。 車で来たため飲んでいなかった男が車を運転することになり、幽…

都市伝説:青い石のネックレス

ある日、Bさんは大学生の彼氏にプレゼントされたという青白い石のネックレスをAさんに見せてくれた。 その石は何の石かは判らないが、きらきらと輝いていて、とてもきれいであるように、Aさんにも見えた。 Bさんはその後彼氏とは別れてしまった。 しかし、B…

都市伝説:ちょっと待て

三人の大学生が、肝試しのために近所でも有名な心霊スポット「○○病院」にやってきた。 ○○病院は、潰れてから随分経つ廃院で、荒れ放題になっていて、誰も近寄らない病院だった。 そのうちの一人が、ビデオカメラをもって、証拠映像として探索の記録を録った…

都市伝説:ストーカー

ある女性がストーカーの被害に悩まされていた。 家の前に変な男が立ち、ぼうと見上げていた、などという話を近所の人から聞くと、身が凍る思いがした。 気味は悪かったが、特に実害はなかったので、そのまま放置していた。 すると、どこからかぎつけたのか、…

都市伝説:さめない酔い

ある男性会社員が、帰り際、仕事仲間との飲み会に参加した。 その日はかねてからの大仕事だった商談がようやくまとまったため、彼も仕事仲間もみな上機嫌に祝杯を掲げた。 しこたま飲んでしまった彼だが、家はそれほど遠くなく、大丈夫だろう、と運転して帰…

都市伝説:ある光景

その夫婦の仲は、非常に悪かった。 互いが互いの欠点ばかりをあげつらい、当然ながら冷め切った間柄で、毎日けんかばかりしていた。 それでも、どうにか離婚を踏みとどまっていたのは、小さい一人息子がいたからだった。 しかし、そんな日にも、とうとう終わ…

都市伝説:救われない話

注:このお話はあまりにも救いようがないので、気分を害す恐れがあります。 理不尽すぎる話が苦手な方は、読まないでください。(上の注意書きは私の判断であって、都市伝説のフリではありません。ではどうぞ) ある幸せだった家庭で起こった、悲劇としかい…

都市伝説「フジツボがびっしりぎっしり」

ある男性が海水浴に来ていた。 海辺を歩いているとき、フジツボがたくさんいる岩場で転んでしまった。 怪我はひざを少し切る程度の軽い症状だったので、簡単に治療を終えたあと、気にせず泳ぎにいったあと、家に帰った。 それから数週間後、男性は自分の足が…

都市伝説:窓に付く女

ある深夜。 A子さんは異様な物音を聞いて目を覚ました。 何かを引きずっているような音が、窓の外から聞こえていた。 道に面している家ではあったが、深夜ともなると人通りはない筈だった。 両親が旅行に出かけてしまい、ひとりだった彼女は、その音に耳を傾…

都市伝説:カーギロチン

老人が孫をのせてドライブを楽しんでいた。 車は買ったばかりのもので、老人もまだ細かい操作を覚えているわけではなかった。 孫は窓を開けて、入ってくる風を楽しんでいる。 それがいけなかった。 窓の首にさげられていた、携帯のストラップが窓を引き上げ…

都市伝説:シリコンが爆発

アメリカに住むある女性が、豊胸手術を受けた。 彼女は顔立ちのよい美人だったが、胸が小さくそれがコンプレックスだったのだ。 手術のあと、担当の医師からは、「入れたばかりのシリコンが安定するまで、しばらくの間絶対に飛行機には乗らないでください」 …

都市伝説:バーコード

ある中年男性が、コンビニに買い物に来ていた。 男性の髪はかなりさびしくなっており、側頭部には髪が残っているものの、中頭部にはあまり毛がない。 いわゆる、バーコードはげの状態になっていた。 買い物を終えて、レジで清算をしようとした男性は、財布か…

都市伝説:ダイエットカプセル

『たった一粒で簡単激痩ダイエット!』 そのファッション雑誌に掲載されたのは、カプセルを一粒だけのめば、簡単に痩せられるとの広告だった。 雑誌を読むほとんどの人は、何をでまかせをと一蹴し、信じることはなかった。 しかし、今まで色々なダイエットに…

都市伝説:コインロッカーベイビーズ

ある女性は、自分が妊娠したことを知った。しかしそれは不本意なものだった。 中絶をできる時期は過ぎていた上、相手が誰だかはっきり判らない。 もちろん、子どもがほしいとも彼女は思っていなかった。 悩んだ挙句、生まれた子どもを駅のコインロッカーに放…

都市伝説:クリーンセンター

その、クリーンセンターでは、スクラップなどの鉄くず処理を行っている。 スクラップの中から、まだ使える金属を分別するためである。 従って、巨大で強力な電磁石を使って作業をすることになる。 電磁石を使って鉄くずをあつめていたとき、悲劇はおこった。…

番外編:デジャ・ヴ

既視感あるいは、既視体験ともいいます。 フランス語で「deja」は「既に」、「vu」は「見た」、つまり「既に見たもの」を意味し、初めてみたものであるにもかかわらず、以前に見たことがあるように感じる現象をいい、統計によれば約70%の人間がこのデジャ…

都市伝説:ピアスの穴の白い糸

都市伝説の、定番中の定番といっても過言ではないでしょう。 ある少女が、念願だった高校に入学した。 入学式も終わり、帰路に着く。 思ったよりも大人っぽい格好の同級生をみて、仲間はずれにならないか不安になり、ピアスの穴をあけることにした。 お金が…

都市伝説:ミミズ・バーガー

某巨大ハンバーガーチェーンのハンバーガーのパテには、ミミズが使われているらしい、というものです。(これはあくまで、某ハンバーガーショップ、というのがこの都市伝説の定番です) それを店員に言うと、別室に連れていかれて口止め料の5万円をもらった…

都市伝説:溶接の悲劇

とある工業高校での話です。 その日は溶接の実習授業が行われていた。 鉄を溶かして加工する溶接では温度が数千度に達し、温度は激しく上昇する。 遮光マスクを外すと危険なのでやめましょう、と実習前に担当教員は口すっぱく注意をしていた。 ある男子生徒…

番外編:扶鸞について

今回は番外編として、中国版のこっくりさんと呼ばれる「扶鸞」を紹介したいと思います。 「ふらん」あるいは「ふけい」とも呼ばれる、中国の降霊術を利用した占いのことを扶鸞といいます。 『けい筆』と呼ばれる、T字もしくはY字型の柳の枝を『沙盤』と呼…

都市伝説:家電タイマー

これは、巷でもよく聞く、保証期限にまつわる都市伝説です。 世界に名だたるような大企業。 精密機器や家電など、さまざまものが取り扱われている。 しかし、信じられないものが、その企業の製品にはとりつけられているという。 その名は○○タイマー。 これは…

都市伝説:美男美女の夫婦

以前紹介した都市伝説、「今度は落とさないでね」の現実的なバージョンです。 美男美女の見目麗しいカップルの結婚式があった。 いわゆる「できちゃった婚」ではあったが、二人並んだ美しさに、見るものは羨望の眼差しを送った。 結婚式には職場の友人や上司…

都市伝説:エイズの世界へようこそ!

アメリカが発祥のひとつである、都市伝説のひとつです。 ある男がバーで美しい女性と出会い、意気投合し、そのまま二人は一夜を共にする。 しかし翌日、男が目を覚ますと隣に女性の姿はなかった。 男は一夜限りの遊びだからと割り切り、そんなものかと、特に…

都市伝説:スクエア

教室の四隅にそれぞれ1人ずつ立ち、最初の角をA、以降を同様にB,C,Dとします。 まず、1人目がBに向かって歩き、2人目の肩を叩きます。続いて2人目は、Cに向かい、3人目の肩を、3人目はDに向かい4人目の肩を叩きます。 この時点で、1人目はB…

都市伝説:臓器ブローカー

日本人の臓器を高額で取引しているブローカーの都市伝説です。 「中近東で日本人女性の臓器が数十万円で売買されている」といった噂話が囁かれている。 しかも、その噂話が、フリーのジャーナリストや、旅行代理店の関係者から聞こえてくるという。 犯罪に関…

都市伝説:やつはとんでもないものを盗んでいきました。

これは、東京であったり、海外であったり場所はまちまちですが、有名な都市伝説です。 ある商社のサラリーマンが、仕事の受注の確認のためにアメリカを訪れた。 つつがなく契約確認を済ませ、肩の荷が下りたたため、気分が高揚していた。 バーの片隅で、心地…

SNSと都市伝説についての比較考察2

前回は、ツイッターの話をしましたが、今回は主にFacebookについてのバイラル効果を考えたいと思います。 ツイッターが文字制限のある匿名性のSNSであるのに比べ、Facebookは実名制が原則のSNSです。 ツイッターが「友達の友達」というシステムを簡単に…