都市伝説:カーギロチン

 老人が孫をのせてドライブを楽しんでいた。

 車は買ったばかりのもので、老人もまだ細かい操作を覚えているわけではなかった。

 孫は窓を開けて、入ってくる風を楽しんでいる。

 それがいけなかった。

 窓の首にさげられていた、携帯のストラップが窓を引き上げるスイッチに引っかかってしまい、孫の首を締め上げたのだ。

 あわてた老人は、何とか孫を助けようとしたが操作方法がよくわからない。

 後部座席から、絶望的な音が響いてきた。



 これが都市伝説、カーギロチンです。

 特に現在はチャイルドシードの着用が義務付けられていますし、安全装置も付いているため、まず起きない事故であるといえます。

 挟まるという現象が入る都市伝説は、悲しい結末であることが多いですね。