都市伝説:エイリアンアブダクション
金縛り、幽霊、幽体離脱、デジャヴ、エイリアンアブダクション(異星人による誘拐)。
これらは20歳までに経験しないと、その後、経験することは無い体験であると言われています。
もちろん、これはあくまで噂であり、真偽の程はさだかではありません。
しかし、この20歳まで、といわれることには理由があると思われます。
これらの現象にはある共通する原因があります。
それは、脳なのです。
科学的には、金縛り、幽霊、幽体離脱、デジャヴ、エイリアンアブダクション、これらは全て脳によって引き起こされた現象なのです。
金縛り、幽体離脱は双方とも睡眠中に起きる現象です。
睡眠に入ってすぐ夢を見ると、覚醒状態と睡眠状態の間で脳が混乱を起こし、その夢が現実であると錯覚してしまう『入眠時幻覚』という症状を起こしてしまうことがあるのです。
また幽霊やエイリアンアブダクションに関しても、現象が起きるのは深夜などの睡眠時が多く、金縛り、幽体離脱と同様、『入眠時幻覚』であることが多いと考えられます。
幽霊や宇宙人がいるのではないか、という不安などが夢に影響し、入眠時幻覚としてあたかも現実であるかのように感じてしまうのです。
また、デジャヴは記憶の誤作動による錯覚であり、これも脳が引き起こす現象なのです。
脳の発達は、だいたい20歳までに行われると言われています。
つまり、人間の脳はそれまで、まだまだ不安定な状態なのです。
20歳までの間は脳が誤作動を起こし、睡眠時の幻覚や錯覚を起こすことも有り得るのです。
火のないところに煙は立たないといいますが、「20歳までに」という噂は、実は人間が経験によって得た知識なのであると考えられます。