都市伝説:見るな

 ある男が、線路で飛び込み自殺をした。
 電車の車輪に切断された男の首は胴体から離れ、ごろごろと転がった。
 不幸にもその場に居合わせた会社員がその顔を直視してしまう。
 すると、その生首は目を見開き、こういった。
「見てんじゃねーよ!」

 これが都市伝説、『見てんじゃねーよ』です。
 この類話として、飛び込んだのが女子高生であり「見ないで」と頼んだというものもあり、『見ないで』というタイトルの噂としても知られています。
 江戸時代にも、斬首した口が言葉を発したということから、怪談話としても語られていて、首だけになっても生きている、しゃべる、自分が死んだと意識していない、というのが一般的です。