都市伝説:安すぎる車

 とある大学生が必死にバイトをして貯めた金で中古車を購入することにした。

 中古車展示場には高級車から大衆車まで様々ある。

 大学生の貯めたわずかな金でも買える格安車もあるにはあるが大抵相当古い。

 しかしそんな中、一台だけ異様に綺麗で安価な中古車を見つけた。

 外見はほぼ新品で、なおかつ走行距離もほとんどない。

 しかし一点だけ、助手席のシートに赤いシミがついていたのだ。

 そう、その車両は実は事故車で、前の持ち主が彼女とドライブ中に、助手席に乗っていた彼女の首が信じられないような事故でもげてしまったのだ。

 以来、持ち主は精神に異常をきたし、何も話さなくなってしまったという。
 

 格安と呼ばれる物件や物品には、格を下げられるだけの理由があるものです。

 尿を入れたコップをきれいにしたコップを飲むのに抵抗があるのは執着の問題かもしれませんが、もし本当に消せない何かがあったとしたら、気をつけなければならないでしょう。