都市伝説:風呂焚き
とあるアパートで、一人暮らしをしている老人が追炊きのスイッチを入れたまま、浴槽で孤独死した。
翌日、おじいさんは家にやってきた親戚に発見される。
長時間風呂で煮られていたおじいさんの身体は、どろどろに溶けてシチューのようになっていたそうだ。
湯を追炊き中の湯船に浸かったまま亡くなった人間が、どろどろに溶けてスープ状になったという都市伝説です。
この都市伝説には派生のバージョンが多く、おじいさんが一人暮らしの女性になっていたり、留守中のおばあさんになっていたりします。
この話の深層には、日本社会における老人の孤独死などの社会問題が見え隠れしています。
似たような事例で実際にあった事件があります。
夏場に老人の孤独死が発見された。
死因は老衰か突然死であり、事件性はないとされたが、発見現場が問題だった。
死亡時期は半年くらい前。
それを推定したのは検視結果ではなかった。
電気が付いたままのこたつに入ったまま死んでいたためである。
下半身はミイラのように干からびている反面、上半身は腐敗がひどい状態だったという。
このような事が実際に発生している以上、人間シチューもあり得るのではないか、そう思わせるには充分の話かもしれません。