生き物が電池で動いていると本気で信じている子どもの、ブラックジョーク的な側面を持った都市伝説です。
ある少年が遊んでいる母親に、新しい電池はあるかと尋ねた。
何に使うのかと聞き返すと、少年は無邪気に、カブトムシが動かなくなったから電池を交換すると答えたのであった。
生命の尊厳に対して理解する機会が少なくなった現代社会の構図を示唆している、あるいは皮肉った都市伝説だといえるでしょう。
また、大人が抱いた現代社会への慨嘆を、子どもを通して語っているともいえます。
そういう意味では、子どもの間というよりは、青年や大人の間で広まった都市伝説といえるのかもしれません。