都市伝説:表札の記号

 都内のアパートに住む女性が夜帰宅すると、ポストに青いシールが貼られていた。
 訪問販売業者の目印だと思った彼女は、それを剥がし、2階の部屋のポストに貼り付けた。
 それから数日後、2階に住んでいた男性が泥棒と鉢合わせし、ナイフで刺され重体に。
 犯人がパトカーに乗る際、「昼間はいないはずなのに……」
 と呟いていたらしい。

 表札のまわりに、自分はつけた覚えのない、不思議な記号を見たことはないでしょうか。
 これは主にアパートやマンションで、実際にあるものといわれています。
 どうやら、訪問販売業者や新聞の勧誘、果ては空き巣の目印にまでなっているらしいのです。

 ある新聞の記事によると、集合住宅の表札やインターホンに、“□”や“2F6”といった印が油性ペンで書き込まれていたといいます。
 誰かの痕跡のある我が家というのは、どうにも、ぞっとするものですね。